先日、インド帰りの友達からカルダモンをもらった。
美しいグリーン。袋の外からもいい香りが漂っている、新鮮なカルダモン。
チャック付きの小さな袋に詰まったカルダモンを見ていたら、20年以上前に訪れたネパールの露店で、チャイ(スパイス入りミルクティ-)用の茶葉を購入したときのことを思い出した。
たぶん、指をさしながら「この茶葉を何ルピー(現地の通貨)ぶんちょうだい」というような注文をしたと思う。
オーダーを受けた少年は、小さなビニール袋に茶葉を詰め、最後にマッチを擦ってビニール袋の口に当てながら一直線になぞった。すると、マッチの熱できれいに袋が閉じられたのだ。
日本で目にしたことのなかったその行動、そのアイデア、その手際の良さに、驚きとともに感動したのを覚えている。さすがに、20年も経てばチャック付き袋に変わってるかな…
コーヒー豆と一緒にカルダモンを挽いてみた
この新鮮なカルダモンは、ご飯と一緒に炊いたり、チャイに入れたりしてもおいしい。でもやっぱり、まずはアラビックコーヒーでしょ!
いつもインスタントのアラビックコーヒーを購入するか、豆を挽いてから粉末のカルダモンを混ぜて淹れていたアラビックコーヒー。新鮮なカルダモンの粒を使って淹れたことは一度もなかった。
とりあえず、コーヒー豆と一緒にカルダモンを一粒ミルに入れ、挽いてみた。いつもコーヒーを淹れる要領で、ドリップしてみる。が、あんまりカルダモンを感じない。やっぱりアラビックコーヒーは、煮ださなあかんな。
コーヒー豆とカルダモンをミルに入れ、いつもより細かく挽いて沸騰したお湯を注いでぐつぐつ煮だす。ドリップしようとしたが、粒子が細かく詰まり気味でなかなか落ちない。やっぱりアラブ方式でコップに注ぎ、上澄みを飲むことにする。
ん~、これこれ!カルダモンの香りと味が出ていておいしい。次回はクローブも入れてみよう。ひじき(ヤギ)ミルクでチャイをつくってもおいしそうだ。
飲みたーい