2019年台風15号。南房総市にあるわが家の被害状況

台風15号車のフロントバンパー飛ぶ

前日避難していた場所から家へ戻る道中、道路にはガラスや瓦礫が散乱。屋根が飛ばされている家を何軒も目にしながら自宅へと向かいました。倒木で道が塞がれていたり、電柱が倒れていたり、木が電線に引っ掛かっていたり。あまりにも辛い光景に胸が苦しく、不安は募ります。

無事家まで辿り着けるだろうか?

果たして家は無事なのだろうか?

2017年2018年の台風で、2年連続飛ばされた屋根の一面が 見えたときの安心感。屋根がある!!それだけでもう充分です。

屋根だけはプロにお願いしないとできないし、費用もかかります。屋根がダメになると、水が入って家全体がダメになってしまう。ブルーシートで不安を抱えて過ごす気持ちは痛いほど知っています。

屋根がある。これ以上の安心感はありません。

敷地へ入ると、庇の柱が宙に浮いていて、車のフロントバンパーが飛ばされていました。折れて引っかかっている木が多数。外に置いていた物が散乱。

家の中に入ると、土間には水たまりが。南風が強かったようで、南面の元々崩れていた壁から雨やゴミが部屋の中に吹き込んでいました。

戸袋は飛ばされ、壁も崩れ落ちていました。ここからも雨が中に吹き込んでいました。

こちらの戸袋は飛んでしまって、家の中の物が散乱していました。開かずの木戸が外に向かって倒れ掛かっていて、そこから家の中に光が入っていて明るかったです。将来ここにサッシを入れたら、随分雰囲気が変わるだろうな。

物置の柱が2本飛ばされていて、洗濯機とバイクも倒れていました。バイクの後ろに付けていたボックスは破損。外に置いてあった鉄砲風呂(昔の薪風呂)はバラバラになって下の道と田んぼに落ちていました。ガラスの小さなハウスも、飛ばされ、ガラスが割れてめちゃくちゃに。

庭や敷地内に散乱したガラスを集めるのは、けっこう大変。拾っても拾っても、また目につきます。がんばって拾ったつもりですが、きっと拾いきれていないでしょう…。

よく見ると、屋根のほんの一部分が飛ばされていました。写真右上の煙突がぶら下がっているところです。その下の柱は宙ぶらりん。

うちの敷地内では根っ子から倒れる倒木はありませんでした。途中から折れた木がいくつか。未だに引っ掛かっている状態なので、今後の強風で変に飛ばされないかが心配。あと、折れて飛ばされそうな木の枝があるので、そういうものも早めに処分したい。

いろいろやるべきことはありますが、とにかく屋根は無事でした。今回の台風では多くの家の屋根が飛ばされ、去年のわが家のように茅葺屋根が丸出しになっている家もたくさん見ました。やっとの思いでブルーシートをかけても、屋根が完成するまで不安は消えません。

今日は台風17号の影響で、南房総の風は強いです。ブルーシートが風でパタパタいう音は、不安を増幅させます。やっとの思いで屋根が完成したとしても、今回のことで強風や台風に恐怖心や不安感を感じる人は多いはず。

少しでも、自分の好きなこと、楽しいことをする時間をつくって、不安を忘れられる時間を持てますように。少しでも早く屋根が完成しますように。

今後のために被害状況を写真に収め、罹災証明の手続きを行いましょう。私の場合、2017年に収めた税金の控除を受けられるかもしれないと判り、2018年の12月ころに税務署で手続きを行い、市・県民税が還付されました。

そのことについては、また後日記事にします。とにかく、罹災証明書の手続きはきちんと行っておきましょう。

台風15号車のフロントバンパー飛ぶ

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