台風15号による停電4日目、9月12日 。
毎朝タライと洗濯板、ブラシを使って洗濯。モロッコで暮らしていたときは手洗いがふつうだったし、停電も断水もまぁ日常の一つだったので、懐かしい気分で楽しむ余裕あり。
でも、水が出なけりゃ洗濯は大変だと気付き、外水道にタライと洗濯板、石鹸を設置することにして近所の友達に伝言しに行った。誰かに何かを伝えるために歩いて訪問するのは、ある意味不便だが楽しい面もある。顔を見ながらのやり取りと情報交換は大事だ。
私の対応が遅く、区長の対応が早くてこの日の午後から青年館に洗濯機が設置されたので、わが家のタライたちが友達に使われることはなかった。
南房総市大井区災害緊急ミーティング
メモより
- 三芳保健センター電気OK
- 給食センターからいきいき館に野菜あり
- 木更津買物OK
- 鴨川GS OK
- かわせみ(自主防災)がローリー車で給水
- いきいき館11:30~14:30 OPEN おにぎり・味噌汁あり、弁当配食OK
- 青年館に洗濯機2台設置(午後から)
- 朝夷水道復電後戦場、濁り水出るため注意
「台風15号大井地区被害対策経過VER 1.7」より
- 朝夷水道への電源車配置で製水作業開始
- 浄化槽には巡回しての30分程度給電開始
- いきいき館での食事を呼びかけ
- 川上オートでのシャワー設備使用を呼びかけ
- 洗濯機2台設置・運用開始
- 洗浄作業による赤水・汚泥注意を喚起。重力送水で大井地区に届かず。
- 市長から消防団に被害調査依頼文書
- 遠慮され気味で、各世帯での利用中心に切替
- 市からゴミ回収・熱中症予防の回覧文書配布
写真は2枚とも区長が撮影したもの。
夜、都内から物資を持って訪れた友達。ガソリンと氷、冷えたビール!!
停電してからは、陽があるうちに食事をするため寝るのが一段と早くなった。布団に入って横になっていると、あわ(犬)が吠え、誰かが呼んでいる声が。懐中電灯を持って外に出ると、目の前にいたのは東京の友達。水や食料などの物資を持って来てくれたと言う。
水と食料には全く困っていなかったが、ガソリンとブロック氷には飛びついた。特にガソリンはもう諦めていたので、10Lの携行缶を手にしたときの安心感ったら!!
そしてブロック氷。さすがに冷凍庫も保冷剤も効果がなくなっていたので、この氷で冷たいビールが飲めるようになるかと思うと、元気をもらえた。置き土産に、冷えたビールの差し入れまで!!
友達は、支援の邪魔にならないよう平日の夜に行動することにしたそうだ。帰りに鋸南町の小学校で物資の仕分けとルール作りの手伝いをして、朝方に帰宅したと言う。
今回の災害で、日本各地へ支援に行った経験のある人たちの行動力とノウハウの凄さに驚き、感動させられている。
コメントを残す コメントをキャンセル