停電2日目の9月10日。台風が去ってからの2~3日は、とても暑かったのを覚えている。散乱した木片やガラスを拾い集める。家庭用のガラス製ハウスがあったのだが、飛ばされて割れていたのだ。草の中からガラスを見つけて拾い出すのは大変。でも出来る限り拾い残しがないようにしたい。
友達からもらった鉄砲風呂(昔の薪風呂)で、いつか露天風呂を作ろうと思っていたが、飛ばされてただの板っ切れになって散乱。
13時からは組長として地区のミーティングに参加。
「台風15号大井地区被害対策経過VER 1.7」より
- 対策本部本格稼働
- 青年館にディーゼル発電設置
- いきいき館での配食開始、対象を拡大(毎日配達)
- 第1回緊急対策会議開催
- 大井水道圧力低下
組内を回って状況報告のお宅訪問。
友達を訪ねるが、土砂崩れで辿り着けず
古民家の裏に山を抱え、自宅までは私道の山道がある1人暮らしの友達H。彼女のことが気になっていたので、夕方車を走らせた。が、彼女宅へと続く細い一本道が倒木と土砂崩れで塞がれていた。
携帯電波が入らない彼女から、昨日の夜に私を心配するメッセージが入っていたので、家には居ないはず。どこかに避難していたならいいのだけど、会いたいなぁ…。
もう一人の友達宅を訪れてみた。
こんな状況で、言葉もない。本人見当たらず、近所の人も心配して差し入れを持って来ていた。
道中、トタンが電信柱に巻き付いていた。屋根が飛ばされている家や倒木、倒れている電信柱。友達にも会えず、目にしたのは辛い状況だけ。
ガソリンを無駄に使って帰宅。ヤカンでお湯を沸かして浴びた。これ、夏はいつもやっていることなので、私にとって苦痛ではない。灯油のランタンとキャンドルで過ごし、早々に布団の中へ。
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