千葉県の安房(あわ)エリアは、ほんとうに多くの自然に恵まれていて、小さく区切られた町や地区の中にも、多くの資源が残されています。
「南房総2拠点計画」に掲載いただいた、地域に溶け込むスタンプラリー作り「南房総平舘(へだて)地区街歩き」<山コース編>で訪れた平舘についての取材後記を、思うがままに綴ってみます。
ちなみに、トップの写真は山から降りてきたときに虹のカケラが見えたときの写真。写真だと判りにくいけど、海の方角に見えているのです~
記事は、千倉にある平舘地区で、平舘の魅力を多くの人に伝え、平舘を訪れた人たちと、地元の人たちが楽しく交流できるようなスタンプラリーを作ろうと、集まったときのものです。
まずは平舘地区を散策して、ここに眠る資源の洗い出し。南房総には沢山の「区」が存在していますが、区の端から端を意識して歩いたことなんてありません。
山チームに振り分けられた私は、平舘地区の堀江区長と一緒に地区を歩きました。安房の好きなところは、装備がなくても、短い時間で気軽に山に登って、そこからの美しい景色を堪能できるところ。
平舘にも、そんな風に気軽に(道はちょっとハード?)登れる山がありました。区長たちが、登りやすいようにロープを張って、ちゃんと整備されている道。平舘の人は、子供のころよくここを登って遊んでいたとか。その行程は、大人の私たちでさえ、どきどき、わくわくな道のりです。
それに加え、頂上からの景色! 海と山がこんなに近いんですね~。
海と山という自然の恵みはもちろんですが、平舘の「人」もこれまた熱かったです。
たくさんのワインを取り揃えていて、月に一度ワイン会も開いている「青木屋商店」。「松永医院」の院長先生は、いくつかの介護保険事業を平舘に立ち上げていらっしゃいました。そして、堀江区長と、区長を支えている人々。街チームの発表を聞いていると、他にも面白いお店や人があったようです。
みんなが、平舘をもっと良くしたいという気持ちと、平舘愛に溢れていました。
空き家もいっぱいあるけれど、見ず知らずの人にはなかなか貸してくれない。
だったら、このスタンプラリーで平舘に通い、平舘の人たちと交流して、「お前にだったら貸してもいいよ」と言ってもらえるようになれば、空き家問題も、移住希望者の家探し問題も解決できるやん!?
祭の準備も一緒に手伝って、祭で一緒に神輿を担げばもう、仲間入りちゃう?
どちらかの一方通行的なスタンプラリーではなく、お互いにとってメリットのあるスタンプラリーになるといいよね。
そんな声が聞こえてくる、平舘散策でした。
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