猫は苦手。
小さいころ、引っかかれた記憶があるから。
爪を立てるから。
ぐにゃぐにゃしてて、掴みどころがないから。
言い出せばいろいろあるけど、結局のところ飼ったことのない猫のことをよく知らないからだと思う。
古民家といえば、猫?
友達の猫を預かったとき、ザルの中に入ったり、縁側で昼寝したりとイチイチ絵になって可愛かった。
古民家とえいば猫、じゃなくてネズミだ。
わが家もずっとネズミ問題に悩まされてきた。
私が部屋にいても、平気でチューチュー会話して、ガサゴソと音をたて、あちらこちらに糞尿をする。
食べ物は全て茶箱に避難。
固形石けんのみならず、液体石けんや台所洗剤まで、容器ごとかじられる。
もう耐えきれん!!
ネズミの忌避剤もいろいろ試したけど、結局はお金の無駄。
こうなったら猫を飼うしかない!?
チビちゃんと呼ばれていた猫
温かな春の日、行きつけのカフェへ。
駐車場からカフェへと続く道に猫が現れ、ゴロンと横になる。
怖がりもせず近寄ってくる小柄な猫。
か、かわいいやん?
カフェでは別の猫を飼っているのだが、この猫がいつの間にか居着いてしまったとか。
私、この子とやったらうまくやっていけそうな気がする。
そう思いながら猫との生活をイメージし、カフェに訪れるたび「チビちゃん」と呼ばれるこの子と触れ合った。
ある日、その気持ちをオーナーに話してみると「合わなかったらまた戻してもいいよ」と、笑顔で快諾してくれた。
星を意味するアイマラ語「ワラワラ」
家で聴いていた TAYUTA pilgrim (タユタピルグリム)の音。
そこから「ワラワラ」だけが、やけに心に残った。
ワラワラ。
かわいいやん。
ペルーとボリビアの公用語の一つ、アイマラ語で「星」を意味する言葉。
笑うワラ、稲藁のワラ。
なべ亭ファミリーに、ひじき(ヤギ)、あわ(犬)に続いて、ワラワラ(猫)が加わることになった2019年5月。
彼女たちの関係がどうなるのか、楽しみだ。
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