2019年台風15号が南房総を直撃。仲間からの物資を配布。停電8日目回想録

南房総市大井区災害緊急情報
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台風15号による停電8日目、9月16日。

「ポラスグループ中央グリーン開発株式会社」 の仲間が、東京で必要な物資を買って房総入り。用意してくれた大量の保冷剤をクーラーボックスに積め、区長からのリクエストである野菜ジュースと共に受け取った。

毎年鳥取県に梨狩りに行って、産地直送で梨を送ってくれる私の両親からもたくさん入った20世紀梨が届いた。

雨の中、保冷剤が解けないうちに組の家一軒一軒回って保冷剤、野菜ジュース、お茶、梨を配る。残りの物資は大井青年館へ。

たくさん届く物資は、やはりペットボトル飲料とカップヌードル、レトルト、缶詰が主体。 買物に行けない、電気がなく保存できない人にとって新鮮な果物は貴重で、梨はとても喜んでもらえた。そして私は、冷凍庫に保冷剤とビールを入れてにんまり。

中央グリーン開発株式会社のメンバーは、仲間の家にも物資を運び、家の補修や片付けに一日精を出す。こういうとき、被災地以外から行動を起こしにきてくれるのは本当にありがたい。

南房総市大井区災害緊急情報⑤

この日のミーティングでは、窃盗団情報が入ってきた。車種もナンバーも判っているようだ。

停電エリアの信号 機 は発電機で作動させていたが、その発電機を盗んでしまうのだ。よく思いついて、行動したなぁと関心してしまう。

ミーティング終了後もまた、この情報と、 適当に選んだ物資を持って一軒一軒訪問。

最近の日課は、 三芳農村環境改善センター に立ち寄ってフリーWi-Fiで情報をチェックすること。設置されているテレビで初めて南房総の台風後の映像を観たときは、何だか不思議な感覚になった。知っている場所。変わってしまった風景。ゴミの山…。

車内ラジオでも停電や断水中の家の戸数が放送されていたが、その戸数にわが家やこのエリアが含まれているという気がしなかった。どこからどうやってはじき出された数字なんだろう。

なにはともあれ、この日は冷たいビールが飲めることがとてもありがたかった。私の場合、停電で一番つらかったのは、冷たいビールが飲めなかったこと。暑い中作業をしても、冷えたビールが飲めないなんて!!!

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