私はもともと猫が苦手。
つかみどころのないぐにゃぐにゃした身体。
つかみどころのないポーカーフェイスな表情(に私には見える)。
家の中の畳や壁を引っ掻くし、引っ掻くつもりがなくても爪が当たって痛い思いをしたことが多々あった。
預かっていた猫が、野ウサギを捕まえて部屋に持ち込んだときはもう…
そんなこんなで、猫は苦手。
でも、それ以上にネズミが嫌い。
私が部屋にいるのにチューチュー会話をして移動するネズミ。
毎日台所や洗面所を荒らし、あちこちに糞尿をするネズミ。
食べ物も入れ物も全部かじってしまうネズミ。
もう我慢の限界だ。
そして私は、猫を飼うことにした。
猫の功績。家の中からネズミが消えた!?
猫の「ワラワラ」をわが家に迎えた。
目的はネズミの駆除。
ネズミを捕まえてくれるネズミがいいので、元野良猫のワラワラを迎えた。
家の外で餌付けしながら家の中に誘導し、今ではすっかりわが家の一員。
私とはもちろん、犬の「あわ」やヤギの「ひじき」ともどんどん距離を縮めている。
相変わらずポーカーフェイスな表情に見えるけど、ゴロゴロ声を出しながら甘えてきたり、私がやることをいつもチェックして見ていたり、いびきをかいて寝ていたり、膝に乗って眠ったり。
もう、可愛くてたまらない。
おはようからおやすみまで、毎日癒されている。
猫との暮らしはいいことばかりではない
ワラワラが私にプレゼントをしたかったり、褒めてほしかったりするのも判らないではない。本能なんやし、自然の世界では当たり前のこと。
でも、家の中にネズミやモグラ、小鳥、トカゲを持ち帰って遊び、放置するのはほんまにかんべん!
おまけに、カーペットの下にモグラの遺体を隠すとか、ほんまに止めてほしい。
外でやるのはしゃあない。自然児やもん。狩猟本能がちゃんとあるのはすばらしいこと。
せやけど、この家の中だけは私ルールを適用させてほしい。
野生動物、野生昆虫、野生爬虫類の持ち込み禁止!!
ご遺体を処理しなあかん私の身にもなっておくれ。
何事も一長一短。
悪いことばかりではないけど、いいことばかりでもないのだ。
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