12月だというのに、半そででも過ごせる陽気の中、鴨川市にある「里のMUJIみんなみの里」になにやら人が集まっています。それは、ここで開催される、“【房TUBE×長狭農泊】スマホやデジタルカメラで簡単!『Vlog動画・撮影会』in鴨川長狭”に参加する人たちでした。実は、私も参加者の1人。動画なんてほとんど撮ったことがないけれど、「これからは動画の時代」とよく耳にするし、興味もあったので参加してみたのです。
みんなみの里裏手にある田園風景の中に移動し、撮影のポイントを聞きながら撮影スタート。基本は、固定して撮影し、むやみに動かないこと。撮影しているとつい、撮影対象に近づいて行きたくなりますが、相手がどう動くかを常に予測して、ポジションを決めることが大切だそうです。
揺れる稲穂を撮影している参加者を見つけて、どこに水平を合わせるべきかを説明するおかじ先生。みんなが撮影している様子を見ながら、的確なアドバイスをしてくれます。
陽がさしたり、陰ったり、その様子がまた絵になって、それぞれが思い思いの動画を撮影しました。それにしても、みんなみの里の裏に、こんなきれいな景色が広がっていたなんて、全く知りませんでした。田んぼが広がり、その向こう側には川も流れています。そして川沿いには桜並木が。ここは季節を通して良い撮影スポットになるかもしれませんね。
おかじ先生による撮影ポイント講義と、太巻き寿司ランチ
撮影を終えて、みんなみの里開発工房に入って、おかじ先生の講義。
・むやみに動かさない
・介入しすぎない
・撮りたいものを中心に
・始まりと終わりは5秒キープ
などなど。何事もそうですが、目的を持って、5W1Hを考えて撮影することが大切なようです。
お昼は、安房の伝統郷土料理でもある太巻き寿司を用意してくれました♪ 見た目が綺麗で可愛く、そして美味しい太巻き寿司。入っている太巻きの種類が少しずつ違っていて、本気で悩んじゃいました。パンダとピンクの花が可愛い、私が選んだ太巻き寿司はこれです!
こんな絵をご飯で描けるなんて、すてきですね~ 同じテーブルに座った参加者の方たちと自己紹介しつつ、美味しくいただきました。
そして、昼食後は参加者全体で自己紹介タイム。フォトグラファー、ライター、地域おこし協力隊、猟師、編集者などなど。それぞれ安房で活躍している人たちの自己紹介は、聞いているだけでも面白い!
鴨川の食材で都内の料理人が作った試作に舌鼓!
今回の撮影会は、【房TUBE×長狭農泊】の企画となっています。実は、「農泊地域と料理人のマッチングツアー」が開催されていて、昨日鴨川の生産者巡りをした都内の料理人たちが、その食材を使った料理を試作していました。
鴨川のみかんやケール、ナバナ、シイタケ、イワシ、レンコン、キンメダイ、A5和牛まで!! 素材の豊富さも素晴らしいですが、同じ素材を使い、4人の料理人が腕を振るって盛り付けた小皿は、見た目の美しさにまず感動しました。
食べても食べても次々小皿が運ばれて来る様子は、「椀子そばか?!」と思ったほど。最終的に、16種類の料理が運ばれて来ました。
どれも美味しかったのですが、特に印象に残っているのが、“鴨川色々乾物出汁の甘酒葛湯”。シイタケ、サバ節の出汁に、切り干し大根の甘味を加え、玄米の甘酒と葛湯、そしてショウガを加えたもの。薬膳料理の料理人が作ってくれた一品で、飲んだ後はすぐにポカポカしてきました。
そして、“レンコンボール”と、その付け合わせのペーストがまた美味しかった! このペーストは、燻製サバとジャガイモ、レンコン、そして燻製オリーブ油を混ぜたそうです。
撮影を学びに来たら、美味しい料理まで付いてきた、なんとも贅沢な撮影会でした。
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